快楽至上主義者の日常〜〜薫子's blog

自然体でのんびり、カラダとココロのゆとり生活。

アダルトチルドレンの辛さ3、承認欲求

アダルトチルドレンと承認欲求

またまたとんでもなく長文です。
お時間ある方だけどうぞ。


AC(アダルトチルドレンの略)はまともに承認されたことがない。
と、私は思っています。
(他の人は違うかも?)

 

まともな承認ってなに?

 

それは、

「自分のやりたいことを、努力して成し遂げて、
それををほめられること」

ではないでしょうか。

 

しかも、子供の時(おそらく6歳くらいまで)に
これを体験することが、
その後、大変な時にも頑張れるかどうかを左右するのでは?

と、思っています。

 

残念ながら私の家は違いました。

 

 

私の母は、医者になりたくてなれなかった人です。


医学部に入ったものの、
既に父親が亡くなっていたこともあり、
弟たちを大学にやるために、
授業料の安い学部に転部したそうです。

 

本人はこれを自慢しまくっていました。
「私は弟たちのために犠牲になってあげた。
弟たちが今あるのは私のおかげ!!!!!!」
というわけです。

 

私は子供の頃、勉強ができたので、
格好のターゲットにされました。

母ができなかったことを、
代わりにやらせるための、
操り人形として、です。

 

母は、父親を亡くして貧乏でしたが、
没落する前は育ちは良かったようで
(聖心の幼稚園に行っていたらしい)、
「おハイソなわたくしよ、もう一度!」
と思っていたのでしょう。 

 

楽しみにしていた幼稚園のお餅つき大会を、
なんの説明もなく休まされて、
都内の小学校受験

お餅つき大会、楽しみにしていたのに、、、、
奪われた!

 

、、、もちろん試験は落ちました。


これじゃ受かるわけない、と今ならわかります。
(そこまで優秀じゃないです。笑)

 

 

中学受験も似たようなもので、
急に日曜に連れ出されて試験を受けさせられて、
塾に通わされることに。

 

日曜に友達と遊べない。
夏休みも塾通い。
バスケットボールの練習や試合にも出られない。

また母親のやらせる勉強が私の楽しみを奪いやがった!
不愉快なので勉強などするわけもなく、
塾での成績は下がる一方。

 

中学受験は四校受けて、
一校だけ、寮のある学校に受かりました。
通えない場所にあったので、
既に親が大嫌いだった私はあっさり、
「寮に入る」と言って家を出て行きました。


そして、寮での人付き合いには苦労しましたが、
親がいなくなって本当にハッピーでした。

 

そういう意味では、中学受験してよかったと言えます。

 

そして、私の中では既に、


勉強=他人に押し付けられる厄介ごと
勉強=私の楽しみを奪うもの
勉強=不快
という概念が形成されていたらしく
(当時は意識していなかったけど)、


中学に入ってからは全く勉強しなくなりました。

大学は、親の「医者にさせたい」と、
「一生食べていける資格を取りたい」
という自分の思いがマッチして、
結局医学部に行くこととなりました。

 

勉強はしていなかったので、
「入れるところ」を受験して、
なんとか合格。

 

大学ではまあまあ真面目に勉強しました。
何しろ学費が高かったので、
「留年したら我が家は破産だ!」
と思っていましたから。
(カネがかかると強い。笑)

 

卒業して医師免許も無事に取れましたが、
そこで燃え尽きました。
(たぶん燃え尽きってこういうことだろうなー、
と思っています。)

母親としては、
学校のレベルに不満はあるものの、
なんとか思い通りに医者にしたわけです。

 

今思えば、
私は、「医者になって何かがしたい」訳ではなく、
「資格を取りたい」しか考えていなかったので、


「ハイ医師免許取りました、終了!
親の望みも叶えてやったし、もういいだろう。」

 

となったのだと思います。

 

実際、仕事は全くやる気がなく、
最低限以下のことしかやらないし、
できなかったので、
職場では浮いていたし、
嫌われていました。


職場のお荷物でした。

 

学校を卒業したら、勉強ではなく仕事が、
「押し付けられた厄介ごとで、楽しみを奪うもので、不快なこと」
になったのだと思います。

 

バブルが弾け、
医者が大変になってきていた時代。


忙しい、睡眠時間が少ない、
クレーマー対応ですり減る、
休みの日も休めない、、、

 

こんなことをしているうちに、
すっかり鬱になり、
このままでは自殺か過労死しかない、
と思い詰めるまでになり、
8年経って、勤務医は辞めました。

明らかに鬱でしたが、
抗うつ薬は飲みませんでした。

 

自分は精神的に弱いことが
よくわかっていたので、

「嫌なことから逃れるために
薬に逃げるようになっちゃうだろうな」

 と思ったからです。

(あくまで自己判断です)

 

それと、

恥ずかしい話ですが、私には自慢癖があります。
(ました、になってるといいけど、、、w)

 

「自慢はみっともない」でも、
「わかっちゃいるけどやめられない」。

 

あんまり人前で自慢するとみっともないし、
人に嫌われる、というのは私もわかっているので
(母で体験済み)、
最近では自分で自分を褒めるようにしています。

 

自分で自分を褒め続けて、わかったことがあります。
自慢グセは、褒めてほしいから。

 

何を褒めて欲しかったのか?


自分のやりたいことを、
努力して成し遂げたことを褒めて欲しかった。


親が押し付けてやらせていることを、
親の操り人形になってやり遂げたことを、
褒めて欲しかったわけではないのです。

 

また、ACは自信がない人も多いと思いますが、

自信とは、自己有能感+自己決定感

で、できているものだそうです。
(参考図書2、P19~20)

 

ACには「自己決定感」が欠けています。
言いなりになる=愛される
が刷り込まれていますから。

 

否定され続けてきたら、
「自己有能感」も欠けているかもしれません。

 

自信なんてもの、身につくわけがないですね。

 

前回、前々回のブログで書いたように、
いろんな心理学の講座に
行ったりやめたりしながら、
やっと「普通の人」 に少し近づけました。

 

このブログでも、
思いっきり本音で書いたことで、
かなり自分の中に溜め込んだ負の感情が
浄化されたようです。

 

そして、やっと、

「自分の人生は自分が作っている」
という考え方が
受け入れられるようになってきました。

 

近い将来、
ACの記事は、書けなくなる気がしています。

 

 

 

 **参考図書、講座など**
 

1、ACは、母親のことばかりに焦点が当たっていますが、
父親の果たす役割について書かれた、数少ない本。


ちなみに私の父もこの本の中に出てくる、
すぐキレて引きこもる
責任を取らない
謝らない
感謝しない
に当てはまっています。

なぜ、あなたのアダルトチルドレンは改善されないのか? ―父親から愛されなかったあなたへ―

なぜ、あなたのアダルトチルドレンは改善されないのか? ―父親から愛されなかったあなたへ―

 

 

 

2、「物事がうまくいく人とうまくいかない人は、脳の働かせ方が逆」
「脳は喜びよりも恐れを現実化させる」などなど、興味深い内容です。
私は今、この先生の
“病人”でいることをやめる・やめさせる3つのステップと18の心理技術
の、オンライン講座受講中です(リアル講座もあり)。

講座も面白いですよ〜。

なぜかうまくいく人のすごい無意識

なぜかうまくいく人のすごい無意識