快楽至上主義者の日常〜〜薫子's blog

自然体でのんびり、カラダとココロのゆとり生活。

アダルトチルドレンの辛さ、その2

先日、
アダルトチルドレンの辛さはどこからくる?』
をテーマにブログを書きました。

 

もう少し続きを書いてみたいと思います。

 

今日も、恐ろしく長いので、気になった方だけどうぞ。

 

(以下、アダルトチルドレンを「AC」と略します。)
(また、毒親家庭でない家庭を、
便宜上、「正常家庭」と称しています。)

 

 

 

 <<ACの辛さは、決定的な居場所のなさ>>

前回のブログでは、ACの辛さは、

「不幸=幸せ」になっていること、
「自己否定=(偽の)自己肯定」

になっていることが原因、と書きました。

他にもあります。

「居場所のなさ」です。

 

毒親家庭は紛争地帯

家では親の憂さ晴らしでいじめられるアダルトチルドレン

ACにとって、
家庭は安心できるくつろぎの場ではなく、
一方的に攻撃される危険な場所です。

 

少なくとも、私はそうでした。

 

もちろん、
必ず絶対毎日そうだったかというと、そうではありません。
親の機嫌次第で攻撃されるので、むしろ気が抜けないのです。

 

 ACにとっての家庭は、
いつ爆撃されるかわからない、紛争地帯です。

 すぐに逃げられるよう、
気を張り続けていなければいけません。

 

 

正常家庭は平和な日本

 では、家の外ではどうでしょうか?

 

同級生たちは、
「昨日〇〇買ったら、無駄遣いだって怒られちゃった。てへ。」
とか、平和な話をしている。

 

みんなのお家は、私の家とは違うらしい。
自分が楽しいことに使っていいお金があるんだ。
怒られちゃった、てへ。で笑って済むんだ。

 

楽しい事をしていると、
楽しい事を取り上げられた上で人格を否定され、
「怠けている」と罵られ、
「早くこの世から消えたい」
という恐怖を味わったりはしないんだ、、、。


楽しいといじめられるなんていう
悲しいことは起こらないんだ、、、。
(個人の体験です)

 

子供はうまく表現できないから、
「いつも怒鳴られちゃうの」
「お小遣いもらえないの」
「勉強ばっかりさせられて、遊べないの」
と、友達に話してみても、
「大丈夫だよー」
「500円くらいもらえるでしょ。聞いてみなよ。」
「うちもだよー」
と、お気楽な意見を言われるばかり。

大人になると、

「親は、あなたのためを思って言ったんだから、
感謝しないとね」
「それって愛情だよね」とか、

ひどいと、
「記憶違いじゃないの?」
「大げさだなあ」

と、唯一自分のものである事を許されている、
記憶や感情まで全否定されたりして、、、。

 

相談したゆえに他人の無理解に晒され、
傷ついてしまう。

(あくまで個人の体験です)

 

こういう、「親は愛でしかない」発言をする方は、
大体が毒親家庭じゃない人です。

例えるなら、
生まれた時から、平和な日本に住んでいる人。
紛争地帯のことなんて、
見たことも聞いたこともない人たちです。

住む世界が違い、判断基準が全く違うので、
分かりあえません。

相手にも悪気はないのです。

 

 

無邪気な無理解は暴力になり得る


無邪気な無理解は、
「親からの愛情や承認に基づいている」ことは、
言語化できなくてもわかるものです。


「大丈夫だよ!
(=だって親は私をいじめたりはしないもん。
あなたのお家もそうでしょ?)」
と、ACをグサリと刺します。

悪気のない暴力。
 

結局、家の中でも外でも、
「理解、承認されて、安心できる」
居場所はありません。
 

 

 

<<居場所がないことで、孤独と絶望がつのる>>

家では親に踏みにじられて居場所がなく、
外では正常家庭の無理解に傷つく。

家の外でも理解されないことで、
「ああ、やっぱりうちは普通じゃないんだ。」
「なんで私だけこんなに不幸なんだろう」
と、ますます募る惨めさ。

 

家庭内でも、外でも、理解されない。
世界に、安心できる、理解される、
居場所がない孤独と絶望。

 

昨日も今日も明日も、
それがずっと続く。

 

年齢が上がると、
周囲への配慮が求められるようになるので、
あまり落ち込んだり、
不機嫌でいたりもできず、、、
ニコニコ良い人を演じるストレスが加わる。

 

ちっとも良くならない毎日に疲れ、
のがれられない辛さに絶望し、
死にたくなったり、

してしまいます。

 

 

 

<<それでもやっぱり、ちょっとずつ繋がろう>>

 どこにも居場所がなかったら?
自分で作っていきましょう。

残念ながら、親は家庭という居場所を
与えてはくれませんでした、、、。

 

真っ先に繋がるべきは、、、
実は、自分自身です。

 

今まで、毒親の言いなりになることで、
自己否定=(偽の)自己肯定
になっていたことは、
前回のブログで書きました。

 

そして、自己否定をやめて、
自分の本音を認めることが、
本当の自己肯定になっていきます。

自分の本音を認めて、

ノートに書いてもいいし、

誰にも聞かれない、通勤の自家用車の中などで、
喋ってもいいし、

相性の良さそうなセラピーを受けたり、、
カウンセラーに相談するもよし。

そうやって、抑えていた感情を外に出し、
少しずつ落ち着いていくと、
自分を取り戻していけると思います。

 

それから、自分を邪魔するような人からは、
物理的に離れましょう。
特に親。
可能な限り、一人暮らしをお勧めします。

(個人の意見です)

 

声や姿が届かなくなると、
かなり気分が違いますから。

 

 理解ある、リアルな友達がいる方は、
恵まれています。
縁が切れないよう、
連絡を取り合ってください。

それに加えて、ネット上で、
学校や会社とは別のコミュニティに
入れればもっといいですね。

趣味で繋がるコミュニティなんかがいいでしょうか。

結婚したりして、ライフスタイルが変わると、
リアルの友達は、
連絡を取り合うのが難しくなったりもします。

(私がこういう悩みを抱えているときは、
まだツイッターフェイスブックmixi
ありませんでした。

ですから、
多少時代にそぐわない部分もあるかもしれません。)

 

私は、幸いリアルな友達がいましたので、
できるだけ友達と連絡を取り合い、
話を聞いてもらったり、聞いたり。

 

心理セミナーをかたっぱしから試し、
合わなければどんどん辞めて、別のところへ。

コーチング、ビジネス塾、も行きました。

そうするうちに、少しずつ癒され、

今年の、タマオキアヤさんのノート講座で、

自分の本音を認める!
ブラックな本音を認めるのは自己肯定、
ブラックだからと本音を隠すのは自己否定。

と教えていただき、
ウロコがバリバリ剥がれ落ちました。

それについては別の記事で、書くかもしれません。

 

長くなったので、今日はここまで。

 

 

<< 参考図書、参考記事、ブログ>>

1、参考図書。
居場所を見つけたい人にはぜひ。

「美人は性格が悪い」って本当! ? ブスが美人に憧れて人生が変わった話。

「美人は性格が悪い」って本当! ? ブスが美人に憧れて人生が変わった話。

 

 

2、参考記事。
特に最後の1/3くらい。すごく参考になります。


「正常家庭の感受性の鈍さは毒親育ちには暴力そのもの」

と読み替えてみていただければ。

news.yahoo.co.jp

 

 3、タマオキアヤさんのブログ
本音について、わかりやすく書かれた記事がいっぱいです。

ameblo.jp

 

4、杉本真由美(まみ)さんのブログ。
アダルトチルドレンのかたは、このブログを読んだほうがいいです。
私が行っていたビジネス塾、「萌えコン塾」の主催者さんです。

ameblo.jp