快楽至上主義者の日常〜〜薫子's blog

自然体でのんびり、カラダとココロのゆとり生活。

アダルトチルドレンの辛さはどこからくる?

 

今まであまり書かなかったことですが、私は毒親育ちのアダルトチルドレンです。

 

アダルトチルドレンの辛さはどこからくるのか?
そこから抜け出すための第一歩は何か?

自身の体験を踏まえて書いてみたいと思います。

 

 

(長いので、気になった人だけどうぞ。)

 

 

 

<<幸せと不幸がセットになっていること>>

 

毒親が、「子供のためを思って」やっていることは子供のためではないのです。

自分の価値観を押し付けて、支配して、自分の支配欲を満たしたり、劣等感や無価値観を埋め合わせるため。

要するに、憂さ晴らしのためのいじめです。

(表面上は、「お前のため」と言うでしょう。毒親は言行不一致です。)

 

自分の欲しいもの、やりたいことは取り上げられ、
欲しくないものを押し付けられたり、
親が気分次第で突然キレるので、ビクビクして暮らしたり、
親の言いなりにならないと、怒鳴られたり暴力を振るわれたり、、、

そうすると、

「愛される、幸せ=嫌なことを我慢する、言いなりになる」が、
だんだん刷り込まれていきます。

 

『自己否定=(偽の)自己肯定』
の、ダブルバインドの完成です。

 

やりたいことをやると、必ず失敗する(させられる)

やりたいことをやると、不幸、不愉快になる

の、心理ブロックのおまけ付きです。

(私個人の体験です。)

 

また、これを繰り返すうちに、
自分の人生を自分で運営する力がなくなっていきます。
(「言いなりになる=愛される」が刷り込まれますから!)

 

そうすると、傍目には不自由なさそうでも、
いつも不幸感がつきまとう人生になります。

 

人間は寿命が長い分、自立が遅く、親元で過ごす期間は長くなります。

そうすると、刷り込みも長くなり、潜在意識にしっかりと入り込んでしまい、
外すのが難しくなる気がします。

 

で、ここで親を許したふりをしてみたり、

「ありがとうありがとうありがとう」と100万回唱えたり、

友達になんとなく愚痴をこぼしたり、

はあんまり効果がないようです。
(個人の体験です)

 

 

<<本音を外に出すこと>>

最初にやったほうがいいことは、

「嫌いな人を嫌いだと認めること」

「怒りや憎しみを、自分の外に出すこと」

です。

 

私の場合ですが、

「嫌いな人を嫌いだと思ってはいけない」と我慢するのが当たり前だったので、

「親が嫌い」と認めるのに時間がかかりました。

 

また、「怒りや憎しみを、自分の外に出すこと」とは、

親を含め、他人、動物、物、に暴力を振るうことではありません。

自分の感情、どうしたいと思っているのかを、

「自分の世界の外に出す」ということです。

 

ノートに書くのもいい方法です。

 

が、私は、声に出したほうがスッキリするので、

一人で車に乗っているときに、喋る方法を取りました。

 

親がどのくらい嫌いなのか、

どのくらい憎んでいるのか

いつ、どんなことをされて怒りを抑えていたのか

どれ程長く我慢していたのか

 

ずっと、気持ちがある程度落ち着くまでしゃべり続けました。

もちろん、一日では終わりません。

 

あまりにどす黒すぎるので、具体的な内容は伏せます(笑)

が、今まで、「自己否定(我慢)=(偽の)自己肯定」だったので、

『我慢しない=本音で自己肯定』となります。

 

これをやってしばらく経つと、「親は他人」と思え、

醒めた目で見られるようになってきました。

それまでは、思い出すたびに怒りと憎しみが募っていたので、大きな変化です。

 

ご自分に合うやり方があると思います。

カウンセリングも良いかもしれませんね。

相性が良さそうな方がいれば、お願いしてみたらいいと思います。

 

カウンセリング等で、「親にもいいところがあります」と言われて、
なかなか受け入れられない人は、

まず自分の本音を認めるといいと思いますよ。

 

超長いワンポイントアドバイスでした。

 

参考図書

 

呪詛抜きダイエット

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