今まであまり書かなかったことですが、私は毒親育ちのアダルトチルドレンです。
アダルトチルドレンの辛さはどこからくるのか?
そこから抜け出すための第一歩は何か?
自身の体験を踏まえて書いてみたいと思います。
(長いので、気になった人だけどうぞ。)
<<幸せと不幸がセットになっていること>>
毒親が、「子供のためを思って」やっていることは子供のためではないのです。
自分の価値観を押し付けて、支配して、自分の支配欲を満たしたり、劣等感や無価値観を埋め合わせるため。
要するに、憂さ晴らしのためのいじめです。
(表面上は、「お前のため」と言うでしょう。毒親は言行不一致です。)
自分の欲しいもの、やりたいことは取り上げられ、
欲しくないものを押し付けられたり、
親が気分次第で突然キレるので、ビクビクして暮らしたり、
親の言いなりにならないと、怒鳴られたり暴力を振るわれたり、、、
そうすると、
「愛される、幸せ=嫌なことを我慢する、言いなりになる」が、
だんだん刷り込まれていきます。
★『自己否定=(偽の)自己肯定』
の、ダブルバインドの完成です。
やりたいことをやると、必ず失敗する(させられる)
やりたいことをやると、不幸、不愉快になる
の、心理ブロックのおまけ付きです。
(私個人の体験です。)
また、これを繰り返すうちに、
自分の人生を自分で運営する力がなくなっていきます。
(「言いなりになる=愛される」が刷り込まれますから!)
そうすると、傍目には不自由なさそうでも、
いつも不幸感がつきまとう人生になります。
人間は寿命が長い分、自立が遅く、親元で過ごす期間は長くなります。
そうすると、刷り込みも長くなり、潜在意識にしっかりと入り込んでしまい、
外すのが難しくなる気がします。
で、ここで親を許したふりをしてみたり、
「ありがとうありがとうありがとう」と100万回唱えたり、
友達になんとなく愚痴をこぼしたり、
はあんまり効果がないようです。
(個人の体験です)
<<本音を外に出すこと>>
最初にやったほうがいいことは、
「嫌いな人を嫌いだと認めること」
「怒りや憎しみを、自分の外に出すこと」
です。
私の場合ですが、
「嫌いな人を嫌いだと思ってはいけない」と我慢するのが当たり前だったので、
「親が嫌い」と認めるのに時間がかかりました。
また、「怒りや憎しみを、自分の外に出すこと」とは、
親を含め、他人、動物、物、に暴力を振るうことではありません。
自分の感情、どうしたいと思っているのかを、
「自分の世界の外に出す」ということです。
ノートに書くのもいい方法です。
が、私は、声に出したほうがスッキリするので、
一人で車に乗っているときに、喋る方法を取りました。
親がどのくらい嫌いなのか、
どのくらい憎んでいるのか
いつ、どんなことをされて怒りを抑えていたのか
どれ程長く我慢していたのか
ずっと、気持ちがある程度落ち着くまでしゃべり続けました。
もちろん、一日では終わりません。
あまりにどす黒すぎるので、具体的な内容は伏せます(笑)
が、今まで、「自己否定(我慢)=(偽の)自己肯定」だったので、
『我慢しない=本音で自己肯定』となります。
これをやってしばらく経つと、「親は他人」と思え、
醒めた目で見られるようになってきました。
それまでは、思い出すたびに怒りと憎しみが募っていたので、大きな変化です。
ご自分に合うやり方があると思います。
カウンセリングも良いかもしれませんね。
相性が良さそうな方がいれば、お願いしてみたらいいと思います。
カウンセリング等で、「親にもいいところがあります」と言われて、
なかなか受け入れられない人は、
まず自分の本音を認めるといいと思いますよ。
超長いワンポイントアドバイスでした。
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